制作工程

４ヶ月前（2018年6月）に投稿された「房州うちわ」の紹介動画が、なんと１００万回再生を超えました。 これは訪日外国人向けメディアであるIkidane NipponのFacebookページに投稿された動画で、撮影には伝統…

「うちわ」の面の周りを細い和紙でぐるっと縁取る工程を「へり付」といい、一つ一つ手で付けていきます。 「へり」の色は面のデザインに合わせて選びます。 そしてじっくり見てみると、職人さんによって「へり」にも微妙な違いがありま…

うちわの骨と面を糊で貼り合わせる工程を「貼り」といいます。 糊は紙に塗って張り合わせそうに思いますが、実は糊は骨に塗って貼り合わせます。 ちなみに、骨にも裏表があります。竹は節ごとに芽がついているのですが、その芽はうちわ…

「房州うちわ」は細い竹をそのまま使った丸柄が特徴です。 そのため、持ち手のおしりの部分（柄尻）は穴があいている状態になってしまうので、そこを埋めて色付けする工程があります。 使うときにはあまり意識しない部分ですが、ここの…

「割竹（さきだけ）」の工程で割いた竹を糸で編んでいく工程を「編竹（あみだけ）」といいます。 「房州うちわ」は丸い竹をそのまま割いて作られるため、割いた直後は骨竹は円状になっています。 これを平面にするためには、左右から順…

竹林から「うちわ」の材料となる竹を切り出して一定の長さに切り揃えた後に、節に付いている「皮」を取る工程があります。 ひとつひとつ手作業で皮むきをする地味な工程ですが、こういった作業を積み重ねてうちわを作っていきます。

直径およそ1.5㎝程の女竹を一定の薄さになるまで割いてうちわの骨を作ります。この工程を「割竹（さきだけ）」といいます。 竹は曲げに強く良くしなる皮の部分と内側の肉の部分からなります。そこで、８ないし１６分割したところで竹…