「房州うちわ」とは

千葉県の伝統的工芸品で、「丸亀うちわ」「京うちわ」と並ぶ日本の三大うちわのひとつです。

持ち手の部分(柄)が丸く、半円で格子模様の美しい「窓」が「房州うちわ」の最大の特徴です。


「房州うちわ」の歴史

房州でのうちわの生産は明治10年に始まりました。
大正末期から昭和の初めに生産のピークを迎えますが、後扇風機やエアコンなどの普及とともに実用品としては使われなくなってきました。
今では贈答品やインテリアとして親しまれるようになり、平成15年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に認定されました。


「伝統的工芸品」とは

「伝統工芸品」という呼び方とは別に、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」で定められた「伝統的工芸品」という呼称があります。

この伝産法に基づいて経済産業大臣に指定された伝統的工芸品は全国で230品目となっています。(平成29年11月現在)